バンコクの真ん中に、無料で楽しめる広大な緑があることをご存知ですか?
シーロムとパトゥムワンの間に位置するこの公園は、東京でいう代々木公園のような存在です。高層ビルが立ち並ぶバンコクの中心部にある貴重なオアシスなのです。
中央には大きな池が広がり、その周りをランニングコースが囲んでいます。早朝には屋台エリアがオープンし、評判のクロワッサンで朝食を楽しむ人々の姿も見られます。
営業時間は5時から21時までしており、一日中利用できているのもうれしいことです。都会の喧騒を離れて、のんびりと過ごしたいおすすめのスポット!
この記事では、歴史や見どころからアクセス方法まで、ルンピニ公園の魅力を余すところなくご紹介します。
ルンピニ公園とは?
ルンピニ公園という名称は、ブッダの生誕地であるルンピニという地名に由来しています。このことからも、タイの仏教文化と深い関わりがあることがわかります。
公園の歴史と由来
この広大な公共公園は、バンコクの中心部に位置しています。シーロムとパトゥムワンの間に広がる緑豊かな空間は、長年にわたって市民に親しまれてきました。
バンコクにおける位置付けと特徴
東京でいえば代々木公園のような存在で、バンコクの人々にとって大切な憩いの場となっています。中央に大きな池があり、その周りをランニングコースが囲んでいるのが特徴です。
早朝から多くの人々がジョギングや散歩を楽しんでいます。また、太極拳やヨガなどの屋外エクササイズも盛んに行われており、健康志向の人々が集まる場所としても知られています。
日本ではなかなか見られないオオトカゲが自由に歩き回る光景は、この公園ならではの魅力です。各々が好きなように時間を過ごせる、開放的な雰囲気が漂っています。この独特な空気感については、現地のレポートでも詳しく紹介されています。
公園内の魅力的な施設と自然体験
都会の真ん中でありながら、豊かな自然と充実した施設が融合した環境が広がっています。この空間では、運動と野生動物観察という異なる楽しみ方が同時に体験できるのが特徴です。
広大な池とランニングコースの魅力
中央に位置する大きな池を囲むように、整備されたランニングコースが続いています。早朝には多くの人々がジョギングや散歩を楽しんでいます。
途中には屋外トレーニングジムも設置されており、無料で利用できる筋トレ設備が充実しています。太極拳やヨガなどのグループエクササイズも盛んに行われているので、健康志向の方におすすめです。
オオトカゲや野生動物の観察ポイント
ルンピニ公園の最大の魅力は、自由に歩き回るオオトカゲです。1メートル以上の大きさの個体も珍しくなく、池の周辺や遊歩道で普通に観察できます。
オオトカゲ以外にも、色とりどりの魚や様々な野鳥、猫など多様な生物が生息しています。季節ごとに咲く美しい花々も楽しめるので、自然観察に最適な場所です。
| 活動種類 | 主な場所 | おすすめ時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ジョギング | 池周辺コース | 早朝6-8時 | 涼しく人も少ない |
| 野生動物観察 | 池岸と草むら | 日中いつでも | オオトカゲが活発 |
| 屋外エクササイズ | トレーニングエリア | 朝7-9時 | グループ活動あり |
| 花の観賞 | 園内各所 | 季節による | 色とりどりの花壇 |
最近は餌やりが禁止されているため、野生動物の自然な姿を観察できる貴重な体験ができます。ルールを守って楽しむことが大切です。
子ども向け遊び場と図書館の楽しみ方

遊具エリアとアヒルボート体験
ルンピニ公園には子ども向けの遊具エリアが整備されています。滑り台やブランコなど、安全に遊べる設備が揃っています。
遊具の近くにはトイレも完備しているので、小さな子ども連れでも便利です。安心して遊ばせられる環境が整っています。
図書館の目の前では、アヒルボートが楽しめます。9:00から18:00まで無料で利用できるのもうれしいポイントです。
子ども図書館の設備と利用ポイント
暑い日や雨の時は、図書館がおすすめです。クーラーが効いた快適な空間で休憩できます。
子ども図書館は3,000万バーツを投資してリノベーションされました。入口から滑り台で入る遊び心のあるデザインが特徴です。
館内にはスピード感のある滑り台があります。小学校低学年の子どもなら1時間以上飽きずに遊べます。
英語とタイ語の絵本が豊富に揃っています。写真が多い本も多いので、言葉が読めなくても楽しめます。
無料のクラフトコーナーも人気です。月曜日はお休みなので、訪問前の確認が大切なことです。
入館時には名前と時刻を記入します。子どもエリアでは靴を脱いで入る必要があります。
ルンピニ公園へのアクセスと周辺情報
MRT・BTSでのアクセス方法
電車を利用する方には、MRTシーロム駅1番出口が最もおすすめです。出口から徒歩0分で公園に入れます。
BTSサラディーン駅からは徒歩5分程度です。公園には四方に入り口がありますが、シーロム駅側が最も便利です。
隣にルンピニ駅というような名前の駅もありますが、実際にはシーロム駅の方が近いので注意が必要です。
ムーブミーなどの便利な交通手段
アプリで呼べる電動トゥクトゥク「ムーブミー」でもアクセスできます。Chidlom-Lumpiniエリアの停留所で降りればすぐです。
このサービスはBTSプルンチット駅やセントラルワールドからバンコクで利用できています。タクシーを利用する方法もあり、荷物が多い場合に便利です。
| 交通手段 | 最寄り駅/場所 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| MRT | シーロム駅1番出口 | 徒歩0分 | 直結ゲートあり |
| BTS | サラディーン駅 | 徒歩5分 | 複数入口から選択可能 |
| ムーブミー | Chidlom-Lumpiniエリア | 門まで直行 | アプリで簡単呼び出し |
| タクシー | BTSプルンチット駅から | 5-10分 | 荷物多めの場合におすすめ |
シーロム駅出口付近には売店もありているので、飲み物を購入してから公園に入ることもできます。
イベントと朝の屋台体験など特別な魅力
伝統的な祭りから無料コンサートまで、この公園では一年を通じて多彩な文化体験が楽しめます。季節ごとに異なるイベントが開催されており、訪れるタイミングによって新しい発見があります。
定期開催イベントと屋外コンサート情報
11月には「ロイクラトン」という水の神様を祀る伝統イベントが行われます。池に灯籠を流す幻想的な光景が見られます。クラトンは魚が食べられる素材で作られています。
乾季の名物として、毎週日曜日17時頃から無料の屋外コンサートが開催されています。プロのオーケストラ演奏を芝生で聴くことができます。2時間ほどの素敵な文化体験です。
人気のクロワッサン屋台や朝食体験
早朝には屋台エリアがオープンします。クマちゃん印のクロワッサン屋台が特に人気です。焼きたてでバターたっぷりの大きめのクロワッサンが楽しめます。
タイ料理の「カオラートゲーン」もおすすめです。おかずぶっかけごはんを指差しで注文できます。おかず1種類30バーツ、2種類35バーツとお手頃です。
早朝にはエアロビやヨガなどの無料エクササイズも開催されています。飛び入り参加できるものもあります。健康的な朝の過ごし方です。
食べ物の持ち込みは許可されています。乾季には芝生でのピクニックも楽しめます。酒類の持ち込みだけは禁止されているので注意が必要です。
結論
高層ビルが立ち並ぶバンコクの中心地に、自然と文化が融合した特別な憩いの場が存在します。ルンピニ公園は都会のオアシスとして、地元の人々にも観光客にも愛される場所です。
広大な池とランニングコース、自由に歩くオオトカゲ、充実した子ども向け施設など、多様な魅力を持つ公園です。MRTシーロム駅から徒歩0分というアクセスの良さも大きな魅力です。
年間を通じてイベントが開催されており、早朝の屋台では本格的なタイ料理が楽しめます。家族連れでも一日中無料で利用できる施設が充実しているので、気軽に訪れることができます。
バンコクを訪れる際には、ぜひこの公園で都会の中の自然を体験してみてください。様々な過ごし方ができるので、自分なりの楽しみ方を見つけることができるでしょう。
